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家族が14巻みてシンドバッドにイライラすると言っていた。
確かに少年漫画の主人公といえば「絶対にあきらめない!あきらめなければ打開できる!」というような行動を期待されるものだろう。
しかし、失うものを選択した現実的なシンドバッド、ワイは嫌いやないで!
これが人心掌握術というやつか
「共に世界を変えないか」が割と詐欺師っぽくないのがすごい。彼は本気やで。知らんけど
シンドバッドさんも畏怖する存在やで
劣悪種という表現
シン「私はここに来る前…パルテビアのとある噂を聞いてきました。この国が…「粛清」という名の恐ろしい人体実験をしていると…」
バルバロッサ「事実だよ。」
シン「!!!」
バルバロッサ「勘違いするな。模範的なパルテビア国民にそんなことはしない。あくまでも罪人だけだ。」
「劣悪種は存在自体が害悪なのだ。人を惑わし、堕落させ、いずれまた国をダメにする。」
果たして、「罪人」とは…?!
読者に不安がよぎる。
シンドバッド、知らぬ間に洗脳される
一旦パルテビアから商会へ帰り、バルバロッサとの取引について報告するシンドバッド。それを聞いたセレンディーネ様は何かを決意し、ひそかにシンドバッドを洗脳にかかける。(ゼパルの能力)
洗脳に気付かず、再びパルテビアに赴いたシンドバッドは…
あわやバルバロッサを殺害しそうになる。それでもシンドバッドはまだ洗脳に気付かない。果たして!?
シンドバッドの絶望と決断
シンドバッド「決めた。俺はこの島を買う。ここを、俺たちの国にする!!」
そう決意したのも束の間、島の怪しい収容所の中には…
なんとシンドバッドの故郷、ティソン村の人々が「罪人」として人体錬成の材料にされておったのだった。
おばさん「私はまだ死にたくない!私たちを助けておくれよ!シンドバッド!!」
このおばさんのセリフ、シンドバッドに罪を背負わせるためのストーリー先行のセリフに感じてしまった。
はい、そうです。シンドバッドはそこいらの主人公とは違って、経営者ですので。こんな風になります↓
シンドバッド「どうする。今ここで檻を壊して皆を解放するか…?いや、それでは根本的な解決にはならない。…なら、このことをバルバロッサに直接陳情するべきなのか?」
シンドバッド「いやダメだ。そんなことをすれば彼らとの関係が悪くなる。この計画も台無しだ。それだけは避けねばならない。なら俺に何ができる!?このことを黙認するしかないって言うのか?俺はここを…この人たちを…同郷の人たちを…」
そしてシンドバッドの脳内にあの時のジャーファルの言葉が反芻する!
この感じ、良いね。
清掃という表現
バルバロッサ「私には心配があつてね。だってあそこは…まだ清掃が終わってい場所だったからな。シンドバッド。あそこて何かあったのかな?」
↓悪い顔が良いw
シンドバッド「いいえ。何もありませんでしたよ…」
そう、シンドバッドは選んだのだ。
より大切な目的を達成するために、大切なものを捨てる!!
リアリスト主人公好きやで。
優しさを持つ少年がついにここまで来ました。
良いね。
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